令和3年3月18日、竹富町議会は第2回定例会を開き、各議案を審議した。
まず、令和3年度の一般会計予算が提案され、予算総額は112億164万7,000円で、前年より20.1%の増加を見込んでいる。
歳入の主な内訳は、町債が29%、地方交付税が22.5%を占めており、町は財源の確保に努めている。
議案第10号の国民健康保険事業特別会計予算は、歳入歳出総額が6億2,061万3,000円で、前年より0.4%の減となった。
その主な要因は、保険税収の減少が影響しているとされ、質疑でその背景が追及された。
また、後期高齢者医療特別会計予算は3,208万6,000円で、前年より6.1%の減少。
原因は、低所得者層が影響を受けたためとされ、地域による波及効果が懸念されている。
介護保険事業特別会計の予算は4億4,963万2,000円で、前年より3.2%の増加を予定。
町は介護予防や認知症対策に力を入れる方針を示しており、質疑も活発に行われた。
このように、竹富町議会は、健康行政や福祉の充実を図る方針を打ち出し、住民サービスの向上を目指した議論を展開している。
各議案は全て賛成多数で可決され、町の予算は地域づくりに重要な要素となることが期待されている。