令和元年第6回竹富町議会(12月定例会)が、12月6日、竹富町議会議事堂で開催された。
議会は、会議録署名議員の指名、会期の決定などを行い、報告事項に関しても議論を交えた。
本定例会は、8日間の会期で進められる決定が下され、「異議なし」との声が挙がった。
事務局長の通事善則氏が、例月の現金出納検査結果や陳情・要請について報告を行った。
特に「上善会かりゆし病院の旧沖縄県立八重山病院跡地への移転」や「若年がん患者の在宅療養支援」に関する要請が注目を集めた。
また、町長の西大舛髙旬氏が行政報告を行い、各種行事や公共工事について説明した。
重要な議案としては、令和元年度の一般会計補正予算及び特別会計の補正予算が上げられ、歳入歳出の増額についても提案された。
西大舛町長は、一般会計補正予算は83億7,626万2,000円となると説明し、詳細は議案審議で改めて行うとした。
国民健康保険や介護保険、さらには水道事業や下水道事業に関する予算の補正も議題とされており、その影響を考慮した施策が求められている。
他にも、留学支援多目的施設の設置や職員給与に関する条例改正についても取り扱われ、地域内の教育環境の充実や職員の働き方改革が進められる動きが見られた。
日程の最後には、町道路線の認定や工事請負契約の変更についても討議され、特に波照間中学校校舎の改築工事に関する契約変更は、地域の教育インフラに影響を与える重要な案件として注視されている。
この議会は今後も地域課題の解決に向けた議論を深め、住民の意見を反映した施策の推進を目指していく。