令和3年第6回嘉手納町議会臨時会が、8月5日に開催された。
この日の議題には、一般会計補正予算や条例改正、工事請負契約に関する重要な議案が含まれている。特に、新型コロナウイルス感染症への対策として、令和3年度の一般会計補正予算(第3号)が審議された。
補正予算の内容について、我謝治彦企画財政課長は、歳出には公共交通運行の継続支援給付金や商工費における事業継続支援給付金が含まれていることを説明した。歳入では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が民間支援の一環として6,200万円計上されることを強調した。これにより、顕著な支援体制を実現できる見込みである。
質疑の中で、田崎博美議員は、トイレの便座クリーナーの設置について意見を述べ、感染拡大防止に向けた設備強化の重要性を示した。金城悟総務課長は、導入を検討する意向を示した。また、議員が光触媒によるウイルス対策の意見を伝えると、同課長は、適切な商品を検討していくことを明らかにした。
さらに、屋良小学校における運動場等の整備工事についても審議が行われ、教育総務課の金城睦和課長は、耐用年数15年のLED照明の設置を説明した。また、年間約150万円の光熱費の削減が期待されていることも語られ、議員からは防災対策の充実が求められた。議論によりミストシャワーの設置など、熱中症対策についての要望も上がった。
議会の結果、約117億円にのぼる予算の補正や重要な条例改正が原案通り可決された。
この臨時会では、新型コロナウイルスへの対応に関する具体的な予算や施策が示され、今後の町の支援体制の強化が期待されている。