令和5年第5回糸満市議会定例会が9月26日に開催され、主要な議題が議論された。
本会議では糸満市一般会計の歳入歳出決算認定が主要なテーマとなり、歳入は319億8,324万6,844円、歳出は313億3,227万5,872円と報告された。歳入歳出の差額は6億5,097万9,72円に達する。市の財政状況についての詳細説明が行なわれ、特に歳出については、様々な事業の進捗状況や未執行額が多く語られた。
また、議会の運営に関する討議が行われ、議長と副議長に対して不信任決議が提出された。提出者は「無秩序な議事運営が続き、休憩時間が長すぎる」と指摘し、多くの反対意見が相次いだ。この議論に対し、議長は「議事運営の際は常に公平性を保っている」と反論し、議会の運営における基準の重要性を語った。
一方で、副議長の不信任決議に対しても賛否が分かれ、多くの議員が「このような不信任決議は議会の団結を損なう」と強く主張した。
さらに、先に提出された公文書において議員による職員へのパワーハラスメントの申し立ても挙げられ、問題に対する厳正な対応を求める声が高まった。市長はこの問題への真剣な調査を約束し、議長の運営に対し市民からの理解も求めた。