令和5年第6回宜野座村議会定例会が6月13日に開催され、様々な重要な話題が取り上げられた。
最初に、宜野座地区の河川沿いの整備についての提案がなされた。議員から提起されたこの案では、牛川から走川、福地川下流、前原河口にかけての遊歩道設置や桜並木の植樹が検討された。これに対し、當眞淳村長は「この整備は村の自然環境を保全しながら観光振興につながる可能性がある」と述べ、今後の計画に前向きな姿勢を示した。
加えて、宜野座部落発祥の石碑周辺に熱帯樹を鑑賞する散策路を設置する案も出された。村長は過去の基本構想に基づいて進める必要があるとしつつも、地域との合意形成を重視すると強調した。この地域は、観光資源としてのポテンシャルが高く、魅力的な施設が整備されることで、多くの人々が訪れることが期待される。
次に、北部地域ダム所在市町村の協議会設置に関する進捗状況が話し合われた。議員からは、北部地域のダムが地域振興に貢献していることが強調され、より強い連携を求める意見が多数寄せられた。村長は、北部振興会の運営に関する課題を挙げながらも、県との連携を深めつつ、市町村間で支援をし合うことの重要性を認識していると述べた。
最後に、農業用廃プラスチック処理についての実施状況が報告された。現在、廃プラスチックの適切な処理に向けた新たな施策が必要であることは明らかで、統一的な方法で対応する必要があるとされる。特に村内の農業現場での資材使用に伴う廃棄物の増加を踏まえると、焼却炉の設置や補助金の活用が急務であるという指摘がなされた。
村全体の発展に寄与するため、このように多様な議題が提起された会議であった。