令和3年第7回定例会が9月17日に開催された。主な議題として、委員長報告、質疑、討論、表決が行われ、議案は全て可決された。
議会は、午後1時30分に開会し、翌日の業務に必要な議案12件に関する審査が行われた。まず、総務産業常任委員会における審査結果が報告され、一般会計及び特別会計補正予算に関する議案が取り上げられた。議案第84号及び議案第85号はそれぞれ一般会計補正予算であり、水道事業の維持や特別会計関連の複数の予算に関しても議論された。
「北海道からの補助金があり、この補助金の利用方法についてこれまで説明を受けている」と山本宏治議員が述べ、財源確保の重要性を強調した。さらに、特別会計の審査過程で、過疎地域に関する対策についても意見が交わされ、町長の青野高陽氏が「新型コロナウイルスにより影響を受けた事業者への支援を行うため、早急な対策を検討している」と明言した。
また、美咲町が進めている学校建設事業についても重要な議題となった。青野町長は「柵原地域義務教育学校建設について、計画通り進行している」とし、工事契約についての承認を仰いだ。議案第104号をはじめとする補正予算案は全会一致で承認され、町が抱える多世代交流促進事業など、社会課題に対する積極的な取り組みが示された。
議会終盤では、新型コロナウイルス感染症の影響に関する意見も上がり、町民に対しての感染予防措置の徹底を呼びかけた。議会は、住民の安全を確保するための行政施策の充実を求め、閉会の挨拶では松島啓議長が「今後も町民との信頼関係を大切に、不断の努力を続けることが求められる」と結論を述べた。