令和5年第6回美作市議会9月定例会が令和5年8月31日に開催された。議会は全員出席のもとで開会し、議事の日程を確認した。
議事の中心となったのは、決算特別委員会設置や出資法人等の経営状況に関する報告である。また、令和4年度決算に基づく財政状況の「健全化判断比率及び資金不足比率について」の報告も行われた。
最初に、萩原誠司市長が行政報告を行い、美作岡山道路北部延伸の取り組みについて述べた。地域住民の成長を考えた整備計画が進められているようである。「北部延伸の早期実現に向けて国に対して要望活動を行っている」と強調した。
また、水道料金及び下水道受益者負担金の改編案についても言及し、上下水道料金統一への方針を示した。「料金の格差を無くし、公平性を保つ方針です」と述べた。これは市民に対する公平性への配慮を感じさせる意見である。
議案の一つである「英田保育園新築工事請負契約の締結について」では、規模の大きさに対して疑義の意見もあったが、「今後の利用者増を見込んで設計した」とする意見もあり、入札を経て契約が議会で可決された。これに対する反対意見は、将来の人口減少等を懸念するもので、その点に対しても市の見解が求められている。
「市営バス購入契約の締結について」も同様に可決された。その運行路線は津山行きとのことで、市民生活の利便性向上に繋がる施策と期待される。
この日の会議では、認定関係の議案が12件、改正条例が多く議案として挙がり、各議案は全会一致で可決された。特に、「令和4年度美作市一般会計決算の認定」では、収支状況も報告され、運用の健全性が確認された。なお、地方監査委員による監査結果も適正との報告があり、市の財政状況も良好に推移しているようだ。
議会はその後、今後の計画についても報告し、来る一般質問に向け、しっかりとした準備が求められている。次回の議会は9月4日午前10時から再開される予定である。