鏡野町議会は令和2年度の各種予算案を審議する中で、数多くの条例案と予算案を取り上げた。中でも、特に注目を集めたのは「令和2年度一般会計予算」と「鏡野町過疎地域自立促進市町村計画の変更について」であった。
特に一般会計予算については、町の財政運営に重要な役割を果たす。予算案としては、教育福祉や公共交通など、様々な分野に振り分けられ、昨年よりも約1000万円増額して一億三千万円を計上した。これにより福祉課や教育課で運営される多くの事業が支えられる見通しとなる。
議会では「未来・希望基金事業」についても焦点が当たった。この基金は、地域づくり協議会を通じて地域活動を支援する目的であるが、財源の分配については「協議会が活動を行うための負担が増えるのではないか」という意見が上がる。特に、各協議会の役割は従来の枠を超え、より広範囲な協力を求められるようになってきたためである。