臼杵市議会の令和5年9月定例会では、重要なテーマが多数取り上げられた。
まず、川辺 隆議員が提起した道路整備について、政策監 紹介のもと、市内の道路改良工事が進行中であることが報告された。
具体的には、市浜小学校と西中学校を結ぶ市道の改良工事があり、今年度は学校周辺の歩道整備も含め、進捗を確認。
特に、通学路の安全確保が喫緊の課題として浮上している。
次に、人口減少の危機が声高に叫ばれる中、川辺議員は新生児の出生数の推移と少子化対策について質問。
政策監 平山博造氏は、制度を充実させるとともに、子育て支援センターの設立や、経済的支援を強化する方針を述べた。
移住者や若者の定住状況も問われ、具体的には524世帯、1143名が移住しており、定住希望率が高いことがデータから示された。
また、新臼杵港の開港時期についても言及された。
都市デザイン課長 小坂 郡師氏が主な問題を解説し、今後2年以内に開港が見込まれると報告。
新たな物流機能の強化が期待され、地域経済への効果も大きい。
防犯灯の設置に関しては、平川 幸司議員が今後の取り組みが必要と強調。
市民課長 寺本 政浩氏は、地域住民との協力を基に、LEDへの更新を進めていく計画を明言した。
さらに、ペットツーリズムの推進が提起され、産業観光課長 佐藤 忠久氏はペット同伴可能な観光施設の充実を目指す考えを示した。
熱中症対策についても、増加傾向にある熱中症搬送件数を背景に、保険健康課長 川辺みさご氏から、条例の効果的な周知を強調した。
特に高齢者への注意が必要であるとし、具体的な事例を交えて説明が加えられた。
市街地の鳥獣害問題では、目原農林振興課長が捕獲や防護の取り組みについて報告。
今後は市民からの通報体制の強化が求められている一方で、ハトの問題についても都市デザイン課参事の広瀬 隆氏が現状と対策の進捗を説明した。
最後に、台風による漂着ごみの撤去について、政策監 高野裕之氏は速やな対応の必要性を強調し、コミュニティとの連携を進めていく意向を示した。