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臼杵市議会 9月定例会 交通安全や高齢者支援の意見書可決

臼杵市議会は9月定例会で交通安全や高齢者支援に関する意見書を全会一致で可決。
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令和元年9月25日、臼杵市議会の定例会が行われた。議題には多くの重要な議案が並ぶ中、特に関心が寄せられたのは意見書案による交通安全対策や高齢者支援に関する内容である。

意見書案第5号では、大分自動車道及び東九州自動車道の濃霧対策を求める内容が提案された。提案者の大塚州章議員は、「国土交通省の調査によると、濃霧による通行止め時間は全国でもワースト」と指摘した。特に、重要な路線であるこの区間で年間に数多くの濃霧の発生が見られており、その対策が急務であると強調された。そのため、政府に対し、現状の対策を抜本的に見直すよう求める意見書が全会一致で可決された。

次に、意見書案第6号「高齢者の安全運転支援と移動手段の確保」が続き、奥田富美子議員が提案を行った。彼女は「高齢者の免許保有者は年々増加しており、その中で安全運転支援策が急務である」と述べた。また、高齢者の移動手段確保についても言及し、自主的に免許を返納した高齢者のための具体的な対策を求めた。この意見書も全会一致で可決され、交通事故防止と高齢者の移動支援に関する意義が再確認された。

さらに、平成30年度の一般会計決算認定についても議論が交わされた。中野五郎市長が決算報告を行い、歳入総額は約219億円、歳出総額は約215億円で、前年よりも若干の黒字決算となったと説明した。年度間での市民税や地方交付税の減少に加え、災害復旧に伴う費用が重要なポイントとして挙げられたが、補助金やふるさと納税による支援策の効果が報告された。

この結果、議会は全ての議案を可決。議長の大嶋薫氏は会議の締めくくりに「今後も市の発展につながるよう努力していきたい」と述べた。議員らは今後の施策に期待を寄せ、閉会となった。

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議会名令和元年9月臼杵市議会定例会
議事録
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