令和3年3月25日、臼杵市議会は3月定例会を開催した。出席議員は17名で、全会一致で様々な議案が承認された。
最初に、議案の審査に入った。総務委員会の大塚州章委員長が第6号から第24号議案及び第33号から第40号議案を一括報告し、6件の議案が無事可決された。
主な議題には、臼杵市職員の給与改正に関する条例が含まれる。こちらは、特別勤務手当制度の導入が目的であると同委員長が述べた。特に、行旅病人収容作業手当と災害応急作業手当の新設が承認されたとのことで、この改善が期待される。
次に、建設産業委員会の長田徳行委員長が報告した8件の議案も可決された。第13号議案では、臼杵市営住宅条例の改正が報告され、所得税法改正に合わせた整備が進められることが確認された。
また、教育民生委員会から報告された議案5件も全て可決される。特に注目すべきは、第11号議案の国民健康保険税条例改正である。コロナウイルスの影響を受けた市民に向け、税額が引き下げられ、平等な負担が求められる中での重要な決定となった。
その後、副市長の田村和弘氏の再選が議会によって承認された。田村氏は、自身の任期中の手応えと今後の課題について議員らに向けて感謝の言葉を述べ、今後の市政運営に意欲を示した。
教育委員会の新たな委員任命についても二つの議案が報告され、全会一致で同意を得た。これにより、新しい指導者が教育分野に加わることになり、市民の期待がかかる。