令和2年9月11日、臼杵市議会は定例会を開催し、重要事項が議論された。
議題には、手続きのオンライン化やインフルエンザ、Covid-19対策、視覚障がい支援が含まれた。特に、戸匹映二議員による申請手続きのオンライン化に関する質問が注目を浴びた。システムの整備や押印の見直し、対面主義の緩和が求められている。
戸匹議員は、「新型コロナウイルスを想定し、オンライン手続きを早く進めてほしい」と訴えた。
総務課長の柴田監氏は、国が推進しているデジタル手続法の意義を説明。「デジタルファースト」を基に、行政手続のオンライン化に注力する姿勢を示した。また、押印原則の見直しも進む、中で文書を電子化する方針を強調した。
続いて、冬季のインフルエンザと新型コロナウイルスへの備えについても話題に上がった。戸匹議員は、両者の同時流行の懸念を示し、医療機関の今回の対応や市民への感染予防情報の提供を求めた。
杉野政策監は、医療機関において発熱患者への診療体制を整え、新型コロナウイルスとインフルエンザの感染防止策を実施していると報告。さらに、インフルエンザワクチン接種の強化についても強調し、市民が安心して医療機関に受診できる環境づくりを整える必要性を訴えた。
視覚障がい者への支援については、戸匹議員が「網膜色素変性症」の患者数や支援策を質した。大戸福祉課長は、市内の患者数を33名とし、移動支援や居宅介護サービスを実施していることを報告。とともに、最新の暗所視支援眼鏡の導入を検討する意向を示した。
また、この眼鏡に関しては、導入が急務であるとの認識が広がっている。 西日本地区で既に導入が進んでいる等、実施に向けた具体的な動きが期待される。
最後に、臼杵市行政不服審査会条例及び野津市民交流センター条例についても説明があり、今後の審議へと繋がった。これらの対策は市民生活に直結するものであり、引き続き市の動向が注目される。