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臼杵市議会、聴覚障がい者や地域活性化について議論

臼杵市議会で聴覚障がい者支援や地域活性化施策が議論され、具体的な施策が提案された。
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令和6年6月18日に開かれた臼杵市議会の定例会において、主に聴覚障がい者に関する支援施策や地域コミュニティの活性化が話し合われた。議員からは、聴覚障がい者が利用する電話リレーサービスの周知促進と、耳が聞こえづらい方々への支援の強化が求められた。

戸匹映二議員は、電話リレーサービスの認知度が低い問題を指摘し、公共施設や商店における周知を強化すべきと提案した。このサービスは専門のオペレーターを介在させて、聴覚障害者とその他の人々とを通訳して取り持つものであり、利用環境の整備が重要であると訴えた。彼はまた、耳の聞こえにくい方々への支援として、「軟骨伝導イヤホン」の設置を市内の各窓口で行うことを推奨した。

福祉課の大戸敏雄課長は、電話リレーサービスの重要性を強調し、さらなる周知活動と、障がい者が安心して暮らせる社会の実現に向けた施策の展開を表明した。さらに、戸匹議員からは地域SNSの活用方法についての問いかけがあり、地域住民同士の情報共有を促進する重要性について意見交換が行われた。

続いて、児童生徒の通学時の安全対策が議題に上がった。本市における通学路の安全性が確認され、児童生徒の安全確保に向けた取り組みが報告された。課長は、年間約140箇所の通学路点検を行い、その改善率についても説明し、更なる努力が求められた。

議会では、旧野津高校跡地の再活用についても話題となった。施設見学や市民会議を通じ、農林業の振興や地域住民の交流に資する方針が示され、今後具体的な活用方法の検討が進められる見込みであると報告された。

また、市営パークゴルフ場の整備状況やオープン予定日についても説明があり、利用促進のための準備が進行中であることが確認された。市長は引き続き、パークゴルフ場のオープンに向けて市民交流の場としての役割を強化する考えを示した。

加えて、合併から20年経過したことに伴う記念事業も発表され、市民が合併の意義を再認識し活気を生み出すイベントが開催予定であることが伝えられた。

議会開催日
議会名令和6年6月臼杵市議会定例会
議事録
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