令和6年6月28日、臼杵市議会が定例会を開催し、様々な議案が採決されました。
本日の会議では計7件の議案が上程され、うち6件が原案通り可決される見通しとなりました。
特に注目を集めたのは、第61号議案の臼杵市国民健康保険特別会計補正予算に関する討論です。この議案では、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴う電算システム改修費用が提案されました。
日本共産党の広田 精治議員は反対の立場を示し、現行の健康保険証廃止を前提とした施策への懸念を表明しました。市民の取得率が約78.92%で、21%の市民がマイナンバーカード未取得であることから、「実質強要にあたる」と指摘しました。また、実際に発生したトラブルの調査結果を元に、国民の不安を取り上げ、その解消が急務であると訴えました。
これに対し、芝田 英範議員は賛成の立場から「制度移行に際し、正しい情報を提供することが必要不可欠である」と主張し、健康保険制度の環境整備の重要性を強調しました。
このように、臼杵市の市議会では、重要な施策や市民生活に影響を及ぼす議案に対する活発な討論が行われました。また、議会改革調査特別委員会が設置され、議会の運営改善についても検討が進められることになりました。
議案の採決の結果、第54号から第61号までの議案のうち、第61号議案を除く6件は原案通り可決され、今後の市の運営に資する内容となりました。議会は、これらの議案によって市民の生活や健康に直結する施策が進められることを目指しています。