令和元年臼杵市議会6月定例会が7月2日に開幕した。
最初に、議員の永年勤続を称える表彰が行われ、牧 宣雄氏(議員歴25年)が表彰状と感謝状を受け取った。牧氏は表彰を受けるにあたり、市民や同僚議員への感謝を述べ、今後も市政の発展に尽力する意向を示した。
その後、議事は意見書案に移り、まず意見書案第2号が上程された。この提案は、新たな過疎対策法制定に関するもので、地域活性化の要請が強調された。大塚州章議員は過疎地域が抱える問題点を挙げ、国の積極的な支援を求めた。
続いて、意見書案第3号の児童虐待防止対策の強化が提案され、奥田 富美子議員が現状を踏まえた発言をした。昨年の東京での虐待事件を背景に、早期発見と根絶が求められる中、国の新たな取り組みを強く呼びかけた。この意見書も全会一致で可決された。
意見書案第4号は、教職員の定数改善及び義務教育費の国庫負担制度拡充に関する内容で、匹田 郁議員が提案した。現状、教職員の数が足りず、教育環境が脅かされている状況が指摘された。定数改善の重要性が訴えられ、これも可決された。
閉会中の調査事項として、教育民生委員会からの継続審査が提出され、請願に関する調査が求められた。これに関しても異議なしとされ、協議が進められることとなった。