令和2年臼杵市議会10月臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
本臨時会では、高い注目を集めていた第98号議案、令和2年度臼杵市一般会計補正予算が上程された。
市長の中野五郎氏は、同議案について新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食業や宿泊業への支援に必要な経費を計上したと報告した。
具体的には、プレミアム率25%の地域消費喚起プレミアム商品券を発行し、額面を増額することで消費を促進する意図がある。
これに関して、市長は「年末商戦を見据え、11月25日から発行する」との方針を示している。
新型コロナウイルスの影響が経済に深刻なダメージを与える中、臼杵市の地域経済の再生に向けた切実な施策が求められている。
また、議案質疑では特に質疑はなく、続いて委員会付託が行われた。予算委員長の戸匹映二氏は、この補正予算の審査経過と結果について報告し、全会一致での可決に至ったと説明した。
委員長は「新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況の中、地域経済と文化を支援する施策が必要である」と強調している。
さらに、補正予算に確保された財源として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が計上されるなど、政府からの支援を受けながら臼杵市独自の施策を講じる考えが示されている。
今後も、これらの取り組みが効果を上げることが期待される。
最終的に、本臨時会では議案が原案の通り可決され、業務の整理が議長に委任された。