令和2年6月26日、臼杵市議会の定例会が開催され、様々な議題が話し合われた。今回は特に、議員に対する表彰が注目を集めた。10年間の議員活動を通じて市政に貢献した長田 徳行氏に対し、表彰状が手渡され、市長の中野 五郎氏から感謝状が贈呈された。長田氏は謝辞を述べ、今後も精進を続けることを約束した。
会議では続いて、第69号議案である臼杵市監査委員の選任が上程され、議員の吉岡 勲氏が辞職したことに伴い、大嶋 薫氏が新たな監査委員として選任された。この議案は、特に異議なく可決された。
また、臼津広域連合議会議員の選挙も行われ、本市から大嶋 薫氏、奥田 富美子氏、戸匹 映二氏が選出された。さらに、大分県後期高齢者医療広域連合議会議員として久藤 朝則氏が指名され、これについても異議なしとされた。
次に、第70号議案である令和2年度臼杵市一般会計補正予算が上程され、特に新型コロナウイルス感染症対策に係る国の補正予算に基づくものである。こちらでは、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金や、小・中学校の感染症対策としての経費が計上された。補正予算の総額は7,417万1,000円となり、全会一致で可決された。
最終的に、意見書案第5号に関しても議論が交わされ、教職員の定数改善及び義務教育費国庫負担制度の拡充が求められた。新型コロナウイルスによる影響を鑑み、教育予算の拡充が必要であることが強調され、これも可決された。
このように、本定例会では様々な重要事項が議決され、今後の義務教育の充実や市政の安定が期待されている。