令和2年5月臼杵市議会は、臨時会を開会した。
今回の会議では、新型コロナウイルスの影響を受けた緊急経済対策について審議が行われた。
出席議員は18名で、議長の大嶋薫氏が進行した。
中野五郎市長は冒頭、コロナウイルス感染症の影響について説明を行った。
感染拡大による市民生活への影響を考慮し、新たな補正予算の編成が必要であると強調した。
報告第1号として専決処分の報告が行われた。
4月に発生した事故により、臼杵市消防職員の作業が原因で生じた損害賠償の決定について説明した。
第47号議案から第51号議案までの議案が一括上程され、いずれも市長提案のとおり承認された。
これには消防団員に対する補償金の改正や、税条例の変更に関するものが含まれる。
市長は、経済的支援を求める声に応じて、これらの処置が必要であると述べた。
続いて、第52号議案から第55号議案も上程され、国民健康保険条例や介護保険条例の改正案が審議された。
特に、コロナ禍における傷病手当金の支給について強調され、市民生活を支える重要な改正であるとされた。
また、一般会計補正予算には、国民一人当たり10万円の給付金など、経済支援のための施策が計上された。
新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にある市民への支援が急務であることが議論された。
最終的に、今回提案された全ての議案が全会一致で承認された。
市議会では、引き続き市民の生活を守るための施策を講じることが必要であるとされ、今後の運営に期待が寄せられている。