令和2年9月の臼杵市議会定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。
特に注目を集めたのは、再生可能エネルギー建設計画に関する議論である。奥田富美子議員は、風力発電と太陽光発電の建設が進む中で、地域住民が抱える不安や戸惑いの声について質問を行った。さらに、行政側での規制設置についても尋ねられたところで、副市長の田村和弘氏は、現在進行中の環境影響評価書に基づいて、地域住民の意見を受け止めていると述べた。特に、地域住民との合意形成が重要であり、事業者に対して説明責任を果たすよう求めていると強調した。
また、奥田議員は、子どもたちが安全に遊べる環境の整備についても言及した。特に、ブレイブボードなど、子どもたちが遊ぶ際の場所の確保について質問が寄せられた。高齢者支援課長の田中美智子氏は、今後の公園の整備に関して、地域の条件に合わせた安全対策を進める考えを示した。
次に、臼杵のお宝とも言える文化遺産である「臼杵山内流」の伝承計画についても言及された。吉岡勲議員は、再来年の伝承200周年を見据えた具体的なプロジェクトの考案を求め、市小学校の体育の授業における伝承活動の重要性を訴えた。行政も次なるステップに向けて動き出しているとのことで、将来的には国の無形文化財に指定されることも視野に入れているようだ。