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臼杵市議会、男女共同参画と生理用品無償配布を協議

令和3年6月16日の臼杵市議会では、生理用品の無償配布や男女共同参画をテーマに議論が交わされた。
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令和3年6月16日、臼杵市議会では定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。

最も注目されたのは、生理用品の無償配布についての提案である。川辺隆議員は、コロナの影響下での女性や子どもに対する貧困状況を鑑み、生理用品の必要性を訴えた。「経済的理由から生理用品が入手できない、いわゆる生理の貧困が問題視されています」と述べた。福祉課長の大戸敏雄氏は、貧困実態を把握していること、災害時に女性への備蓄品として生理用品の重要性を認識していることを説明した。

続いて、荘田平五郎氏の功績に関する質問が続いた。特に、氏が大正期に書籍の寄贈を行った図書館の功績について強調された。文化・文化財課長の後藤昌二郎氏は、「荘田氏の功績は、地域社会に深く根付いています」と述べ、顕彰の必要性が高まっている旨を述べた。来年の没後100年に向けた記念事業も検討されており、地域の誇りとしての意義が再確認された。

また、男女共同参画社会の実現に向けた施策についても協議された。奥田富美子議員は、女性管理職の少なさを問題視し、積極的な取り組みの必要性を訴えた。総務課長の柴田監氏は、女性登用状況や育児休暇取得率について詳細に説明し、男女のバランスを意識した施策の実施を検討することを約束した。

さらに、教育支援センター「きずな」の利用実態についても議論された。教育長の安東雅幸氏は、子どもたちに寄り添った教育環境を提供していることを強調し、施設の改善についても言及した。特に、教室内の環境整備や看板設置の提案がなされ、他の市民にも認知されやすくなる工夫が検討されている。

このように、議会では重要な施策について活発な議論が交わされ、今後の実施に向けて具体的な方向性が見いだされた。

議会開催日
議会名令和3年臼杵市議会6月定例会
議事録
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