令和元年6月19日、臼杵市議会では重要な議題が取り上げられた。
市立臼杵幼稚園の廃園方針が議題となり、教育委員会はその経緯を説明した。現状、少子化の進行や保育ニーズの変化に伴い、入園者数が減少。さらには、小・中学校との連携を強化するため、認定こども園の設置を促進する戦略がある。教育長の齋藤克己氏は、「臼杵地域には他に私立幼稚園があり、また新たに認定こども園が整備されるため、公立幼稚園としての役割を再考する必要がある」と述べ、今後は野津幼稚園に注力する意向を示した。
次に、消防行政の話題では、救急車の出動件数の推移が報告された。過去5年間の救急出動件数は増加傾向にあり、特に最近の軽傷者の割合は全国平均に比べ高めであるとのこと。消防長の三原徹氏は、「これには救急車の適正利用を促進する啓発活動が必要であり、引き続き努力する」と強調した。
また、災害に備えた要援護者への支援方法についても言及され、具体的な避難支援体制の策定を進める方針も表明された。現行の制度では、消防本部に電話で相談することができるが、さらなる改善が望まれている。