令和4年12月8日、臼杵市議会の定例会において多岐にわたる問題が議論された。
注目されたのは、市営パークゴルフ場の建設進捗についてである。河野巧市議が、「高齢者が地域で生き生き暮らせる環境づくり」の一環として、久木小野地区の不燃物最終処分場跡地で進められているパークゴルフ場整備の進捗状況を質問した。環境課長の廣瀬武志氏は、土壌汚染対策法や都市計画法による計画の届出が進められており、地域住民に対しては説明会を開催し、進捗状況を周知していくと述べた。
工事が順調に進み、具体的には、オープン予定は令和6年4月となっている。維持管理費については、年間約1500万円を見込んでおり、河野議員は、利用者の掘り起こし方を模索する必要を強調した。
次に、民生委員・児童委員の待遇改善が焦点に挙がった。河野議員は、成り手不足や物価上昇が影響しているとの現状を説明した。福祉課長の大戸敏雄氏は、活動費が国から支給されているが、活動の多様化に伴う負担が増加していることを認識していると述べた。現在、本市における民生委員・児童委員の定数115名に対して、着任率92.17%で9名が任命されていない状況である。
最後に、持続可能な市役所づくりに向けた取り組みも報告された。100年市役所検討委員会が設置され、ICT技術を活用した業務の見直しなどが進められています。柴田監総務課長は、将来的に市民がいつでもどこでも市役所のサービスを利用できる体制を目指していると述べた。
議会では、特に地域住民との連携を強化し、将来へ向けた持続可能な施策を推進していくことが求められることが確認された。