令和5年12月臼杵市定例会が開催された。
議員は16名出席し、会議は成立した。
初めに、日程第1の「会議録署名議員の指名」及び日程第2の「会期の決定」が行われた。会期は、12月19日までの22日間に決定した。
次に、日程第3では、決算委員長の戸匹映二氏が令和4年度歳入歳出決算に関する報告を行い、歳入総額が約351億円、歳出総額が約341億円で黒字決算とされ、監査委員からの評価も受けたことが伝えられた。
決算委員長の報告に対し、広田精治議員は反対討論を行った。旧野津高校跡地の活用事業について指摘をし、主体者の不透明さ、再活用案が曖昧であることを問題視した。特に、市が4億円以上を投じた施設が短期間で事業停止しており、「透明性を確保しなければならない」と強調した。
それに対し、芝田英範議員は賛成の立場から討論を行った。コロナ禍からの復元を踏まえ、臼杵市の施策が称賛に値するという評価があった。
また、日程第4の市長の行政報告において、中野市長は旧野津高校跡地の再活用事業について施策推進の意向を述べ、施設見学会の結果と市民からの提案募集について報告した。市民の意見を踏まえ、再活用に向けた検討を進める必要性がある。
続いて他の報告や各議案についても議論があり、特別会計の決算認定も原案通り可決された。特に第62号議案では人権擁護委員の候補者推薦について、合意を得て適任と認定された。
最後に、2021年の新型コロナに対する様々な施策が報告され、市民の暮らしが維持されるよう努力しているとの姿勢が示された。臼杵市は市民の意見に耳を傾け、積極的な施策を進める姿勢が確認された。