令和3年12月9日、臼杵市議会において、重要な議題が扱われた。この日程では、スポーツ推進計画や森林整備計画、自動車運転免許の返納制度、不登校及び特別支援教育に関する質疑がなされ、各議員が活発に意見を交わした。
具体的には、若林純一議員が「臼杵市スポーツ推進計画の進捗状況」について質疑を行った。河野巧議員は、特に市民の意見集約について問うており、アンケートの実施について川辺社会教育課長は、「1月中に進める予定」と答えた。市長の中野五郎氏も、市民の健康を考慮し、運動機会の提供を重視する姿勢を示した。
続く森林整備計画についても河野議員が質問。市有林の整備状況と予算の変動について藤澤農林振興課参事は、年間80ヘクタールの整備を目指し、「循環型社会の構築に向けてさらに整備を進める」と強調した。温暖化対策として、森林の役割を踏まえた計画が求められる。
次に、自動車運転免許返納制度に関して、河野議員は市民の返納への障壁を挙げ、市民課の佐藤修治課長は「支援制度を継続する」と述べた。この制度は特に高齢者に焦点を当てており、安全運転を促進する方策が講じられている。
また、不登校及び特別支援教育についての質問もあり、後藤学校教育課長は「学校に登校できない児童に対して様々な学習支援を行っている」と説明した。こうした支援は、特に新型コロナウイルス感染症の影響によって増加した不登校の児童に対するものである。
議会の最後には、令和3年度の一般会計補正予算が上程され、民生費や商工費における支出についても議論された。中野市長は、特別給付金の支給やプレミアム商品券発行を通じて市内経済の回復を図る考えを示し、令和3年度予算が225億を超えることを報告した。
この日の議論は、臼杵市の持続可能な未来に向けた政策形成が進んでいることを示しており、今後の市の方向性に注目が集まる。