令和2年6月11日、国東市議会の定例会が開かれた。
議事は、会議録署名議員の指名、会期の決定、各種報告、議案の審議などが行われた。
特に重要な議題としては、国東市国民健康保険税条例及び介護保険条例の一部改正が提案されている。
三河明史市長は、コロナウイルスの影響により収入が減少した個人への支援を意識した改正の必要性を強調した。
承認第17号の国民健康保険税条例の改正は、減免申請の期限を緩和するもので、これにより納期限後でも減免が可能になることを目指していると説明した。具体的には、申請をする際に期限を超えた国民健康保険税も遡及的に減免対象とするものである。
同様に承認第18号では、介護保険料の減免が行われることとなり、やはりコロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減った方に配慮した改正とのこと。こちらも減免申請の期限を緩和する措置が講じられ、従来よりも柔軟な対応ができるようになる。
また、今後の会期は7月1日までの21日間と決定された。一般質問は合間として6月18日や19日に行うという。
議会運営委員長の野田忠治氏は、今後の各常任委員会における議論を重視し、政策提言へと繋げる意向を示した。
さらに、市民健康課長の古庄健一氏が今回の補正予算についてもより詳しく説明し、具体的な事業内容や金額についても触れた。特に、教育ICT環境整備のための予算も含まれていることが示され、今後の教育環境の向上に寄与することが期待される。
加えて、次回の定例会に向けた意見書提出の提案、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度に関する議論も行われる予定であり、地域の教育の充実を目指す取り組みが話し合われた。多くの議員が今期の課題への理解を深め、活発な意見交換がなされることが期待される。