令和2年11月18日に開催された見附市議会臨時会では、重要な人事と予算に関する審議が行われた。
議事は、出席議員15人の満場一致で進行。初めに、議長の辞職が承認された。辞職を申し出たのは、佐々木志津子議員であり、その後、重信元子副議長の選挙が行われた。重信議員が10票の支持を得て議長に当選したことが確認された。
重信議長は、議長としての責務に向けて強い決意を表明した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、議会改革や市民との信頼関係の構築に努め、時代に即した施策を進めたいとの意向を示した。
続いて副議長の選挙が行われ、五十嵐勝議員が当選し、挨拶を行った。五十嵐議員は、少子高齢化や人口減少などの課題に対し、議会としての意義を強調し、より良いまちづくりを推進する重要性を訴えた。
次に、令和2年度見附市一般会計補正予算(第9号)について審議が行われ、議第82号議案が専決処分として承認された。この補正予算は、地域経済を活性化するためのプレミアム付商品券発行に必要な予算を組むものであり、合計283億200万円となる。
議員からは、商品券の発行数量について懸念の声が上がった。大坪正幸議員は、過去の実績を踏まえた際の発行見込みについて質疑した。地域経済課長の曽我元氏は、発行予定数を超えないと見込んでいるとの見解を示したが、公平性や市民のニーズに応える方策についての再考を含み、慎重な対応を求めた。
さらに、監査委員の選任や新潟県中越福祉事務組合議会議員の選挙なども議題となり、これらも議会にて異議なく承認される形となった。なお、各委員会による閉会中の継続審査も決議され、会議は円滑に進行した。
この臨時会では、議長と副議長という重要なポストが新たに置かれ、さらに地域経済を考慮した予算が承認されるなど、見附市の今後に向けた大きな一歩が刻まれた。