令和5年6月20日、小林市の定例会が開かれ、様々な項目について議論が交わされた。特に小川真議員からの一般質問が注目を集めた。小川議員は、協働のまちづくりについて強調し、学校と地域の連携の状況を詳しく求めた。
議員は、協働のまちづくりが小林市の基本理念に基づいているとし、学校と地域がどのように連携しているかを述べた。具体的には、小・中学校における地域学習や農業体験の取り組みについて尋ねた。
中屋敷教育委員会教育長は、地域学習が小学校3年生と4年生で行われていることを紹介し、農業体験では地域との関わりを持った取り組みが行われていることを報告した。また、最近の健康増進法の改正に伴い、小学校の敷地内禁煙が実施されている状況も説明された。
加えて、小川議員は、交通安全についても取り上げ、通学路の点検プログラムや地域住民との連携による子どもたちの見守り活動の重要性を訴えた。
次に、特に重要視されたのは、災害時の停電対応に関する観点だった。市長は、地域防災計画の見直しや、防災ラジオの設置について言及した。このような取り組みは、昨日の台風14号による実被害の教訓を踏まえたものとされ、今後の改善策が求められた。
さらに、観光行政についても議論が行われ、観光客の誘致の重要性が論じられた。市内の観光資源を最大限に生かす方法が提案され、地域活性化の戦略として観光振興が強調された。
議会では、空き店舗の活用や創業支援、また鳥獣被害の現状についても議論がなされ、農作物に対する被害や、捕獲した際の支援策についても詳しい報告が行われた。