令和6年度第4回小林市議会定例会が開かれ、主要な議案が審議された。
日程第1では、令和6年度小林市一般会計補正予算(第3号)の議案が一括議題として取り上げられた。
本議案は、自治会活動推進事業や災害支援事業の経費を含む多くの項目に対し補正がなされるものである。
予算審査特別委員会での詳細な審査が行われ、賛成多数で原案通りの可決が決定された。
災害支援事業については、能登半島地震で被害を受けた姉妹都市の支援が続くことが強調された。報告を行った原勝信議員は、「本市の寄附によって1,273万円の支援を行う方針だ」と述べた。
また、一般会計補正予算には小学校および中学校の教育関連経費のほか、食育推進事業のための資金も盛り込まれていることが報告された。これに対し、質疑も含め多くの意見が出たが、特にCommunity活動の充実が期待されている。
日程第2では、宮崎県後期高齢者医療広域連合規約の変更についても議論された。
この変更は、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴うもので、事務的な負担や市民への周知・意識向上の重要性が指摘された。
橋本律子議員は、マイナ保険証導入に対して「国民の理解が不十分である」とし、慎重な対応を求めた。
日程第3では、閉会中の継続審査についての報告も行われ、陳情第1号小林市議会議員定数等の見直しについてさらなる審査が必要であるとの意見が出され、今後の取り扱いが議決された。
最後に議員派遣の決定がなされ、本会議は閉会した。議会では市民の健康と福祉を守るため、様々な議論が行われ、市の施策への理解と支援の重要さが再確認された。