令和6年6月定例会の一般質問が行われ、多くの議員が各自のテーマに沿った質問を行った。特に注目されたのは、能登半島地震後の復旧・復興に関する支援の重要性であり、議員らは懸念を表明した。仮設住宅での生活を余儀なくされている人々について、有木将吾議員は特に心を寄せ、「一日も早い復旧・復興を願う」と述べた。
また、健康増進に向けた施策に関して、有木議員は「健康こばやし21」の改定について宮原義久市長に問い質し、次期計画のポイントを確認した。市長は、現在の計画評価や特有の課題を考慮して方向性を検討すると強調した。
次に、地域猫活動の重要性が話し合われ、前田隆博議員は、地域猫活動が地域の動物と人々の共生を促進すると指摘し、その継続的な支援が必要であると語った。さらに、地域猫のシェルター設置についても意見が交わされ、市長は財源の厳しさを訴えながらも、地域のボランティアは大変重要な役割を担っていると述べた。
消防団に関しては、消防団員の確保が深刻な問題となっており、市長は新たな施策として、支援団員制度の導入を述べた。地域の消防力強化や市民の安全を確保するために、さらなる支援が求められると、議員は強調した。
また、教育行政についても触れられ、大山和彦教育長は、子供たちが幸せになれるよう努力していく考えを表明し、教育環境の充実を目指していると示した。教育長のビジョンに対しては、議員たちから多くの期待が寄せられている。
議会ではこの他にも、地域振興策や観光行政の課題について様々な意見が飛び交い、市全体の活性化についての議論が活発に行われた。市民との協働や地域連携の重要性、さらには市の将来に向けた政策の展開が求められている状況に、議員は一丸となって取り組む姿勢を示した。