令和5年3月、第2回小林市議会定例会が開催された。
議長の森田哲朗氏は、会議の進行について説明し、議案が一括上程された。
本定例会では、令和4年度一般会計補正予算を含む38議案が議題に挙げられている。
市長の宮原義久氏は、現在の市政運営について、市議会や市民の協力への感謝を類い、主な取組を報告した。
防災対策に関しては、寒波による影響が市に及んでいることを説明した。
交通事故や水道管の凍結が多発し、生活に困難が生じたと伝えた。
市では、災害対策本部を設置し、市職員と消防団員が合同で調査を行った情報も共有された。
新型コロナウイルス感染症対策も重要な議題となっている。
県内での新規感染者数は減少していると報告し、政府も新型コロナの位置付けの見直しを実施すると述べた。
市民が必要な接種をスムーズに受けれるよう、体制を整えていくとの見解を示した。
また、商工観光の振興に関する計画も報告された。
昨年開催された「こばやし秋まつり」が成功を収めたと強調し、今後のイベント開催においても地域経済の活性化を目指すとした。
冬季の厳しい状況を乗り越え、新たな取り組みを進める重要性が強調された。
特に目を引くのは、令和5年度の予算編成に関する提案であり、総額287億7,000万円となる見込みである。
前年対比で10億8,425万1,000円の増加となるが、3.9%の上昇が見込まれている。
市税収入の見込みは増加する一方で、新型コロナの影響で市債も見込まれる。
具体的な事業提案としては、住民拠点の整備や地域活性化、子育て支援施策等が挙げられ、特に「健幸のまちづくり」の推進がアピールされた。
「第2次小林市総合計画」の実現へ向けて積極的に取り組む姿勢が確認された。
農業後継者の育成や、地域の特産品の振興施策も進めていく意向が示された。
新たな改革に基づく経済の立て直しが求められる中、今後の動向が注目される。
このような中、会期は25日間と決定され、市民の意見が反映されることが期待されている。