令和4年3月7日、小林市定例会において、重要な議案が議決された。特に注目されたのは、「ロシアによるウクライナ侵略に強く抗議し、恒久平和を求める決議案」であり、全議員がこの決議案に賛同し、可決された。以下、会議の主要内容について詳述する。
決議案の提案者である西上 隆議員は、ウクライナ情勢を踏まえた内容を説明した。その中で、「ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻及び民間人の犠牲を容認できない」と強調し、国際法遵守と平和的解決を求める意義を訴えた。この発言に対し、議会内では異議がなく、決議案は速やかに賛成を得た。
また、日程第2では、報告第3号として専決処分の承認が求められ、こちらも特段の質疑はなく、承認された。
日程第3には、令和3年度小林市一般会計補正予算が提案された。この中には、地方創生推進交付金に関する質疑が行われた。下沖 篤史議員が、この交付金が令和3年度で終了することや、観光推進事業に対する評価に関する質問をし、経済部長の山口 恭史氏は、観光事業は国の求める成果を出し切れなかったと述べたが、引き続き支援していく意向を示した。
さらには、消防団員の待遇改善に関する議案もあり、出動報酬及び年額報酬の改正がなされる。南正覚宏志危機管理課長は、出動報酬について「4時間を超え8時間以内の出動に対し8,000円、4時間以内は4,000円を支給する」と説明した。これにより、消防団員の士気向上が期待されている。
今後、細部にわたり実効性のある施策が求められ、特にコロナ禍の影響を受けた観光イベントの復活が待望される。議会では、これらの課題に的確に対応していく姿勢が強調された。当日はさまざまな質疑が行われ、特に市民生活に密接に関わる施策や事業について活発な議論が展開され、次のステップへ向けた前向きな議論が繰り広げられた。