令和3年9月の定例会が7日に開催され、議員から一般質問が行われた。
この会議では、特に小林市立病院の医療体制や自然災害への対策、そしてコロナウイルス感染症に関する重要な問題が取り上げられた。
まず、竹内龍一郎議員が小林市立病院の産婦人科の休診問題に言及した。彼は約十数年ぶりに再開された産婦人科が、来年1月からまた休診となることを懸念し、市民の出産に対する不安が再燃すると訴えた。市長の宮原義久氏は、医師派遣の協議を進めていると強調し、医療体制の充実と医師確保の重要性を述べた。
次に、竹内議員は自然災害への対応についても質問した。大雨警報が発令された際の避難所開設数について、総務部の鶴水義広部長は、避難所開設の際の避難者数や要配慮者への周知について説明を行った。この点について、これからの避難行動の強化が必要であると議員は述べた。特に、障がい者や高齢者、外国人への避難支援の強化を求める声があった。
さらに時任隆一議員が新型コロナウイルスに関する質問を行い、ワクチン接種の進捗状況やPCR検査の実施状況について尋ねた。市の健康福祉部では、最新の接種状況を報告し、特に高齢者の接種率が90%以上に達していることを伝えたが、若い世代を中心とした接種の促進が必要であるとの認識を示した。
また、議員は今後の農業振興対策についても言及し、農業の持続可能性や地域コミュニティの再生の重要性を訴えた。特に、担い手の不足と環境変化に対する備えの必要性が強調された。
最後に、議員らはこの定例会を通じて、改善策が地域の農業や医療に必要な支援を実現できるよう、具体的な施策の必要性を訴え、今後の進捗に期待を寄せている。