令和6年第1回小林市議会臨時会が、2月5日午前10時に開会した。
会議は、まず昨年1月1日に発生した能登半島地震に関する議論から始まった。
吉藤洋子議長は、被災者に心からのお見舞いを述べ、1分間の黙祷を捧げた。
続いて本市議会として、能登町へ30万円の義援金を送ったことを報告。
この支援は、今後も続ける意向が示された。
議事は日程に沿って進行し、会議録署名議員の指名が行われた。
続いて、臨時会の会期についての決定があり、異議なく本日の1日間と認められた。
特筆すべきは、議員提出議案第1号が上程されたことである。
原勝信議員は、この議案が小林市議会の運営基準改正に併せ、議会運営委員会の定数を6人から7人に改正するものであると説明した。
質疑はないとして、内規に則り討論に移り、その後原案通り可決される運びとなった。
次に行われたのは、議会運営委員会の委員選任で、能勢誠議員が指名された。
議会改革特別委員会の委員定数を8名から9名に増加することも、全会一致で認められた。
その後進められた内容は、令和5年度小林市一般会計補正予算の上程である。
宮原義久市長は、地震被災への支援を次々と報告し、能登町支援の経過を清々しい情熱で説明した。
特に、支援物資を搬送し続けていることに触れ、ふるさと納税制度を利用して寄附金を集めた結果、現在7,284万円の寄付が寄せられたことが明らかにされた。
また、被災地における学校との「おこづかい募金」など、市民としての連帯感を強調した。
討論では、永野雅己議員の質疑へ、市長が的確な回答を行い、今後の支援も強調する場面があった。
結果的に、議案は原案通りに可決され、議会運営においても効率よく機能している様子が伺われた。
この臨時会が円満に閉会を迎えたことで、今後市民への福祉と防災対策の充実が期待される。