令和4年第7回小林市議会定例会が開催された。
本会議では、2021年度の小林市一般会計歳入歳出決算についてや功労市民の決定に関する議案が議題に上がった。市長の宮原義久氏は、新型コロナウイルス感染症対策や地域振興の施策について報告を行った。
市長は、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大に直面し、「県独自の医療非常事態宣言を発令しました」と述べた。市内の感染対策としてイベント開催の延期や市民への啓発も行い、地域医療を守る姿勢を示した。
また、宮原市長は防災対策についても言及し、大雨警報の発令と避難指示について報告。「幸いにも大規模な災害は発生しなかったが、警戒が必要な状況が続いている」と強調した。
さらに、地方創生に関する取り組みとして、観光プロモーション活動を紹介。「ハッシンコバヤシ!!」を通じ市の魅力を全国に発信し、地域のファンを増やす努力を続けていると述べた。特に、宮崎空港での「こばやしスペシャルPR大使」の任命を例に挙げ、メディアの注目を集めていると強調した。
今年度の決算発表では、歳入総額324億9,138万9,270円、歳出総額314億552万6,022円とし、実質収支は9億2,342万9,326円と見積もられている。この背景には、新型コロナウイルス対策に伴う支出を含む過去2番目に大きな決算規模が見込まれる。
決算について、市長は「財政の健全化と効率化を両立させるため、引き続き行財政改革を進める」と述べ、今後の課題に言及した。