令和2年12月15日、小林市議会は第6回定例会を開催し、複数の重要案件が審議された。
まず、議案第95号について全会一致をもって可決された。この議案は、令和2年度の小林市一般会計補正予算であり、地元経済や福祉施策を支える内容となっている。高野良文予算審査特別委員長は、総務文教、経済産業、市民厚生の3常任委員会との分科会を設けて詳細審査を行い、今後も補正予算の適切な執行を監視していくことを述べた。
次に、陳情の処理についても採決が行われた。経済産業委員会の報告により、地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情が全会一致で採択された。この陳情は、市民の健康を考慮した取り組みであり、今後の具体的な施策が期待される。
また、議会改革特別委員会からは最終報告がなされ、特に議会の審議能力や政策提案力を強化するための取り組みが示された。委員長の鎌田豊数氏は、議会が市民に信頼されるための改革の必要性を強調し、具体的な提案が取りまとめられていることを報告した。
最後に、議案第134号として、小林市一般会計補正予算(第12号)が上程され、新型コロナウイルスによる影響を受けたひとり親世帯への臨時特別給付金の再支給が承認された。市長の宮原義久氏は、十分な支給対象者の確認に努めていく旨を述べた。今回の議会での審議結果は、市民生活へ直結する重要な内容であり、今後の実施が待たれる。