令和4年第1回小林市議会臨時会が21日、開催された。
本会議では、報告第1号および議案第1号、議案第2号の審議が行われた。
議長の森田哲朗氏は、会期は本日1日間と決定したと報告した。
市長の宮原義久氏は、まず新型コロナウイルス感染症対策の状況を述べた。
オミクロン株の影響により、感染が急拡大していると強調した。
今後の対策についても市民に徹底した啓発活動を行う旨を表明した。
続いて、市長は報告第1号専決処分の承認を求めることについて述べた。
今回は子育て世帯への臨時特別給付金に関する事業について説明し、県内で新たな感染が確認され続けているため、迅速な予算措置が求められていたと指摘した。
次に、議案第1号である令和3年度小林市一般会計補正予算(第17号)について、予算規模は305億2,635万円となることが説明された。
歳入では国庫支出金を追加計上し、歳出では保育士等の処遇改善に係る費用が盛り込まれるとした。
舞田重治議員から補助制度に関する質疑があり、賃金改善が施設ごとに異なる点や、賃金の引き上げ方法に関する懸念が示された。
健康福祉部長の谷川浩二氏は、賃金改善の平均額は63,000円であるとした。
その後、議案第2号に関する質疑も行われ、事故に関する損害賠償について確認された。
事故処理に要した時間や経緯が明らかにされ、責任所在についても説明された。
すべての議案は原案通り可決され、臨時会は終了した。
新型コロナウイルスへの対応、保育士の処遇改善、また事故に係る賠償問題等が焦点となった本会議は小林市のさまざまな課題を浮き彫りにした形となる。