令和元年12月9日、小林市で定例会(第5回)が開かれ、議案の審議が行われた。最初に議案第80号、令和元年度小林市一般会計補正予算(第4号)が取り上げられ、質疑が行われた。
議案第80号については、複数の議員が質問を行った。押領司剛議員は、家畜衛生対策事業費に関する質問を行い、事業者の負担について確認した。廣津寛畜産課長は、事業者の負担は消費税であると説明した。押領司議員は、国内での家畜疾病の発生を受け、早急な対策を求めた。
鎌田豊数議員は、アフリカ豚コレラの感染の恐れについて質問した。廣津寛畜産課長は、国内での感染は目立たないとしながらも、引き続き水際対策と防疫の強化が必要であると認識を示した。また、豚コレラの国内での発生状況と対策についても言及した。
原勝信議員に対する質疑では、ごみ処理対策事業費について、今後の見通しが求められた。山田雅彦市民生活部長は、現状の廃棄物処理量が増加していることを挙げ、台風などの不測の事態に備えた集積場の設置を計画していると述べた。
続いて、議案第107号和解及び損害賠償の額について、宮原義久市長が提案を行った。市道上ノ岡付近で発生した床上浸水事故に関するもので、前田隆博議員がその背景や補償内容を詳しく尋ねた。坂之下利浩建設部長は、災害工事が影響しているとしつつ、具体的な補償内容としてマットと畳を挙げた。
陳情の処理については、市民厚生委員会に付託され、全体での質疑は終了した。