令和4年3月2日、定例会(第3回)が開催され、市内の新型コロナウイルス感染症やインボイス制度、さらには健康と安全に関わる問題が議論された。
新型コロナウイルス感染症に関して、宮原義久市長は、「流行の第6波により感染が爆発的に拡大している」と述べ、まん延防止等重点措置の延長を明らかにした。感染者数は、2月28日現在で255件に達し、県内全体での状況も厳しいことを指摘した。また、感染を抑えるために営業時間短縮や外出自粛要請を行った結果、生活や経済活動への影響が避けられないと強調した。
学校における対策について、中屋敷史生教育委員会教育長は、「学校での感染者数は公表されている限り5名である」と述べ、感染拡大防止対策が徹底されていることをアピールした。臨時休業は9校で実施されているが、校内感染には至っていないとし、生徒や教職員のメンタルケアについても言及した。特に、ストレスや不安からくる鬱症状には最善の注意を払う必要があるとした。
続いて、インボイス制度についての質問が行われ、税務課の山口巧課長は「国税庁が周知を進めているが、特に中小事業者に対する影響が心配される」と語った。インボイス導入により、個人事業者が課税事業者になる可能性もあるとの指摘があり、その対応策が急務とされている。
さらに、埋設除草剤「2,4,5-T」に関する問題が提起され、歴史的な背景や埋設方法について市の担当者から説明があった。撤去を求める声が高まる中、市長は国と連携を取り、早急な対応を図ると述べた。
このように、今回の定例会では市民の健康や環境問題に関わる多くの重要な情報が共有された。市長や議員たちは、これらの提案や要望に対し積極的に取り組む姿勢を示した。