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小林市議会、令和6年度予算310億円を可決

小林市議会は令和6年度一般会計予算310億円の可決を決定。物価高騰への支援などが含まれる。
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令和6年3月22日、令和6年第2回小林市議会定例会が開催され、複数の議案が審議された。

まず、議案第2号、令和5年度小林市一般会計補正予算が提案され、全体として約71,000万円の増額が見込まれることが示された。これには、繰越金等を財源とした基金積立や、物価高騰対策に伴う市民生活支援の商品券給付事業も含まれる。

次に、議案第3号の小林市過疎地域持続的発展計画の変更についても傷味深く議論された。これに関して市長は、過疎地域の振興や、活性化を図る必要性を強調し、そのための財政的支援の必要性を訴えた。

また、議案第8号、令和6年度一般会計予算が審議され、総額310億5,000万円の予算規模が示された。これは過去最高額であり、対前年と比較しても約7.9%の増加が見込まれ、この中には学校給食費の半額補助や福祉タクシー券事業の継続も含まれ、地域愛を醸成する施策に充てられる。

質疑応答の中で、大迫みどり議員は、物価高騰に対する市の施策が十分でないとし、独自の支援策導入を求めた。この意見に対し、小川真議員は、合理的な予算編成への賛成意見を表明すると共に、地域の活性化を図る意図を称賛する発言をした。

続いて、議案第47号小林市税条例の一部改正についても説明があり、令和6年能登半島地震の被災者への特別措置についての具体的な内容が明示された。税務課からは、過去の震災時も同様の措置が取られた経緯が示され、特例措置の重要性が確認された。

また、最後に意見書案が2件、厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書及び帯状疱疹ワクチンへの助成と定期接種化を求める意見書が提案され、これも全会一致で可決された。特に、帯状疱疹ワクチンについては、高齢者の健康に与える影響が注目されている。

閉会にあたり、吉藤洋子議長は、各議案の内容が地域住民及び社会に良い影響を及ぼすことを祈念しつつ、今定例会が閉会したことを告げた。

議会開催日
議会名令和6年3月定例会(第2回)
議事録
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