令和元年第5回小林市議会定例会が11月29日に開会した。
坂下春則議長は、会議の進行に際して議題とともに報告を行い、三好彰範議員が病気療養のために辞職することを発表した。加えて、辞職に伴う市民厚生委員会の副委員長の決定と議会運営委員会の委員構成についての協議が必要であると強調した。
会期に関しては、坂下議長が本日から12月17日までの19日間にすることを提案、異議なしとして承認された。
議事進行において、宮原義久市長が令和元年度小林市一般会計補正予算及びその他関連議案を説明した。特に補正予算は歳入歳出それぞれ2億4,626万2,000円を増額し、予算規模291億6,967万9,000円を目指すとのこと。
注目すべきは、防災対策や地方創生の取り組みにも触れた点である。台風や火山活動に対する備えを強調し、特に新燃岳の火山性地震が増加しており、これに対する対応策として情報連絡本部を設置する計画を明らかにした。また、国際化を推進するイベントとして「ワールドキャンプinこばやし2019」において中学生が国際交流を図る機会が創出されていることも報告した。
さらに、今議会では一般会計補正予算から各種事業の予算計上について詳細な説明があり、特に障がい福祉サービスの利用者増加に伴う介護給付費や中小企業特別融資制度に関連する補助金が計上される。
今回の議会は、さらなる市政運営の充実を図るため、主要施策が具体的に示されており、議会としての審議が期待される。今後、各議案に対する質疑の提出期限を設けることで、透明性のある運営が行われる見込みである。