令和3年3月の定例会では、新型コロナウイルス感染症対策や市民体育館建設などが議題に上がった。
市民体育館建設についてでは、国民スポーツ大会を見据えた整備が求められており、整備方針が2021年9月に示されるとのことだ。市長は「多くの市民の期待に応えるため、積極的に進めていく方針」と述べた。コロナ禍の影響で計画が遅延しているが、必要な策の検討を継続することを強調した。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種に関する説明も行われた。市内での接種体制は、医療従事者から始まり、高齢者へと段階的に移行する予定である。接種は医院にて行われるため、市は事前にシミュレーションを行い、円滑に進めていきたいとしている。
フッ化物洗口の取り組みに関しては、特に西小林地区をモデル校にして進められている。このプログラムは、虫歯予防を目的としており、効果の程はモデル校の実施後に検証され、他の学校への展開が計画されている。
全体として、この会議では新型コロナウイルス対策が中心テーマとなりつつも、健幸のまちづくりや地域の持続的な発展のための施策も重視されている。市長は「地域社会の活性化や住民の福祉向上を図るため、すべての施策を均衡良く進めていく」と述べている。特に、財源の確保については厳しい状況が続けており、職員もコンディションを保つための体制を整える必要がある。
議論は今後も続き、様々な出発点となることであろう。市民からの要望や市の施策がどのように結びつくのか、先行きが注目されている。