令和3年3月9日、小林市の定例会が開かれた。
議案は約29件が一括審議された。この中で、小林市の一般会計補正予算や指定地域密着型サービスに関連する条例改正が主な議題に上がった。
特に、大迫みどり議員は、放課後児童健全育成事業について質疑を行い、須木地区の児童クラブの廃止を問題視した。大角哲浩健康福祉部長は、児童クラブの変更理由として、支援員の確保が難しくなったことを挙げた。新たに導入する小規模多機能・放課後児童支援事業は、従来のサービスを維持しつつ、より多機能な支援を提供することになる。
議案第22号については、竹内龍一郎議員が市立病院の医師確保のための研修資金貸与条例に関して質問した。貴嶋誠樹市立病院事務部長心得は、研修医に15万円を無利子で貸与し、勤務期間によって返還を免除すると説明した。これにより、地域医療体制の強化が期待されている。
報告案件では、グリーンシティこばやし株式会社の経営状況が取り上げられ、委託先会社となる九州電力との関係についても審議された。山下雄三総合政策部長は、電力調達の安定化を図る必要性を述べた。
最後に、宮原義久市長は付帯事項として、企業の安定的な経営について強調した。市が関与する以上、市民へ還元できる体制を構築することが求められている。