令和3年9月30日、令和3年第4回小林市議会定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
議案第52号、令和2年度小林市一般会計歳入歳出決算の認定が採決され、賛成多数で認定された。
この決算は、歳入約355億円、歳出約349億円を記録しており、過去最大規模となった。予算審査特別委員長の下沖篤史氏は、審査の詳細を報告し、「コロナ禍の影響で歳入は縮小したものの、特別給付金などの支出があった」と述べた。
続いて、議案第53号から第62号まで、各会計決算の認定も行われ、すべての議案は原案通り可決された。特に、国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計では、コロナ禍の影響を踏まえた財政運営の重要性が強調された。
なお、議案第64号で提案された補正予算について、地域交通機関の維持や健幸のまちづくりプロジェクトが盛り込まれ、市民の理解を求める意見が多く出た。賛成の意見で、貴嶋憲太郎議員は「新型コロナ対策にも意義がある」と議論を進めた。
また、意見書案第2号も審議され、地方税財源の充実を求める要請が可決され、今後の予算編成に重要な影響を与えることが期待される。
このように、令和3年第4回小林市議会定例会では、多岐にわたる議案が検討され、これからの市政運営に向けた重要な決定が下された。