令和4年12月、小林市議会は定例会を開催し、重要な議案が審議された。
この定例会では、会期の決定と地域の補正予算、さらには新型コロナ感染症対策についても語られた。
市長の宮原義久氏は、現在の市政運営について順調であることを伝え、新型コロナウイルス対策については第8波の到来が懸念される状況を報告した。
市長は「引き続き感染拡大の防止と社会経済活動の維持・再生、この両方を目指して取り組む。」と強調した。感染症対策においては県や関係機関と連携し、ワクチン接種を推進していく考えを示した。
また、JR吉都線の利用促進にも触れる。県内の高校生の通学手段として重要な役割を果たすこの路線について、新たに運行を開始したクルーズトレインの「ななつ星in九州」について、市長は期待を寄せた。
「この運行により地域のタレントや観光の重要性が再認識されることを願う」と述べた。
地方創生に向けた取り組みも評価され、プロモーション活動の一環で製作したコンセプトムービーが、CM大賞を受賞した報告もあった。
これにより市の魅力発信が強化されるとの見解を示し、「今後のふるさと納税促進にもつながる」とした。
さらに、台風14号の影響による被災した観光施設の修繕と商工観光の振興も重要な議題に挙がった。重要な道路の通行止め解除などもあり、特に地域経済の活性化には期待が寄せられている。
議案についての説明においては、予算に関する詳細が述べられた。一般会計補正予算案では、歳入歳出をそれぞれ約7億9,517万8,000円増額し、予算全体規模が300億1,752万円に達することが報告された。
市民生活への影響を考慮した取り組みとして、こども応援基金の設立や、HPVワクチンの助成も計画されている。関連する議案が多く提案されたため、出席議員からの質疑応答も活発に行われることが期待されている。
最後に、市長は「新型コロナや物価高騰対策など、新たな措置が必要な場合には速やかに提案する。」と強調し、議会への協力を求めた。議会は以上の内容をもとに、多くの重要な議案を審議することになる。
ここまでが小林市議会の大きな取り組みで、今後も注視が必要である。