令和元年6月13日、亀岡市議会で行われた一般質問では、海洋プラスチックごみ問題に関する施策が主な議題となり、議員からは亀岡市の環境行政全般についても強い関心が寄せられた。
公明党の冨谷加都子議員は、「亀岡市が制定したレジ袋禁止条例に向けた取り組みについて、具体的な方策を問いたい」と述べた。これに対して、桂川市長は、「レジ袋有料化を進め、多くの市民の理解を得て最近締結した協定に基づき、支援を強化する」と具体的な施策の方向性を示した。
また、冨谷議員は、鹿児島県の事例を引き合いに出し、ポイ捨て防止条例の制定を求め、「市民意識の向上が不可欠である」と強調した。市長は「既存条例を見直し、より実効性のある規制に取り組む考え」と応じ、地域全体での連携が必要であると認識を示した。
さらに、テーマはごみ出し支援政策へと移り、冨谷議員は、「高齢者や障がい者が安心してごみ出しできるよう、早急に支援策を整える必要がある」と訴えると、桂川市長は「実態調査を進め、効果的な支援策を講じる」と約束した。
この日の議会では、亀岡市立病院に関する質疑もあり、新たな医療体制の概要が説明された。病院の管理者は「急性期及び回復期の医療体制を強化するふたつの柱で運営している」と述べ、地域医療の充実を目指す姿勢を見せていた。
その他の議題としては、地域の公共施設の見直しもあり、市道や街路灯について、適切な整備や安全対策が提言された。特に市道北古世西川線の答弁には、全線の全面整備に向けた計画が言及され、接続の促進を進めていると強調された。そして最も多く質疑されたのが、亀岡市の環境に関する取り組みであった。