亀岡市議会において、プラスチック製レジ袋の廃止とその背景、ならびに若宮工場跡地の現在の利用状況について焦点が当てられた。
まず、プラスチック製レジ袋の有料化について、桂川市長は、市内の複数のスーパーと既に協定を結び、8月20日から施行されると報告。特に環境対策の一環としてレジ袋の使用削減を図り、来年の条例制定を目指す方針を示した。また、一般商店への協定締結も進めていく意向を表明。
次に、若宮工場の処理能力の低下に伴い、平成31年3月に閉鎖が決定。閉鎖後は工場内のし尿・浄化槽汚泥の適切な処理と清掃が行われ、約1年後に完了予定。工場跡地利用については、現在未定だが、地域の意向や市街化区域の整備を踏まえた進行が期待される。
また、ふるさと納税による寄附金も増加しており、平成30年度の寄附額は6億円越え。本市では地場産品を前面に出し、今後も魅力的な返礼品の開発に努める意向を示した。さらに、幼児教育・保育の無償化に伴う保育ニーズの増加に対しては、受け皿確保に向けて対応を進めると述べた。特にゼロ歳から二歳児の受け入れが課題であり、来年度の分園設立が期待されている。
教育に関しては、障害児の教育が重視され、就学前後の保護者との相談を深めている。特別支援教育については、子ども一人一人に応じた対応が重要視されており、特別支援学級への入級手続きも円滑に行われる方針である。
市の施策全般に渡り、亀岡市が目指す「環境先進都市」として、住民参加型の取り組みが強調されている。特に環境問題へのその切実さ、地域の特性を生かした持続可能なまちづくりへの期待が寄せられ、今後の取り組みの進展が求められている。