令和3年8月30日に開催された亀岡市議会では、重要な議案が複数討議されました。
特に、第51号議案であるガレリアかめおか長寿命化改修工事の請負契約が焦点となりました。市長の桂川孝裕氏は、この契約に関して、入札の結果、2億7,390万円で仮契約を締結したと報告。新型コロナウイルス対策や生理の貧困問題の施策についても説明があり、総額378億4,690万円の予算が計上されていることが明らかにされました。
桂川市長は、「生理用品の無料提供に176万円、移住促進に2040万円、母子支援に238万円の予算を計上している」と述べました。このような取り組みが、地域の住環境の整備や経済の活性化に寄与することが期待されています。
一方、ガレリアかめおかの改修工事について、賛成派と反対派の意見が対立しました。反対派を代表する三上泉議員は、「地元事業者への配慮が不足している」との懸念を表明。入札希望者への公契約要綱の不透明さが問題視されました。これに対して、賛成派は「早急に工事を進めるべき」と主張し、議論が白熱しました。
最終的に議案は賛成多数で可決される見込みですが、今後も地域の事業者に配慮した発注が求められます。また、議会では新型コロナ対策として、12歳以上に9,669万円の予算を確保し、ワクチン接種を推進することが表明されました。安全な妊娠・出産の支援、さらに亀岡牛のブランド推進経費も計上され、多岐にわたる施策が進められることとなります。