令和4年3月9日、亀岡市議会は定例会を開催した。
議会では予算特別委員会の委員長に平本英久氏、副委員長に木村勲氏が選任された旨が報告された。その後、各議案についての議論が行われ、重要な議題として令和3年度亀岡市一般会計補正予算が取り扱われた。
この補正予算では、総務費における「ふるさと力向上寄附金」の増額や消防費における負担金の精算による補正が含まれ、さらには南つつじケ丘小学校と大成中学校のトイレ改修工事が計画されている。教育分野においては特に、学校の感染症対策へも重要な資金が配分されることが強調された。
また、委員からは新型コロナウイルスにより外国語教員が来日できない状況に関連して、地元の人材を活用する提案がなされた。これに対し、平本議員は「市内の人材を最大限活用することが必要」と述べた。
次に、令和4年度の新たな議題である会計年度任用職員の給与改正が審議され、こちらも全会一致で可決された。新型コロナウイルスや少子高齢化の影響で、保育所従事者の処遇改善の必要性が強調され、今後の施策として掲げられた。
特に、長澤満議員によると、環境市民厚生常任委員会から提出された議案も全て原案通り可決され、保健衛生や介護分野の予算拡充に向けた協議が安定的に進められていることが報告された。さらに、赤坂マリア議員は産業建設常任委員会の議案についても同様の意見を述べた。
この日の議会は、次回の本会議が3月23日に予定されており、さらなる予算審査が行われることが決定した。議長の福井英昭氏は「各委員会での良き議論を期待する」と締めくくった。