令和6年3月6日に開催された第2回亀岡市議会定例会での一般質問では、さまざまな重要事項が議論された。
主要なテーマの一つは、亀岡市の上下水道の耐震化に関するものであり、上下水道部からは現状として水道管の耐震化率が42.2%、下水道管では47.3%であることが報告された。耐震化が進んでいるものの、まだ十分とは言えず、特に主要幹線の耐震化率向上が求められている。さらに、亀岡市は現在、震度7相当の耐震化が施された管路の増設が必要とされている。この点は、能登半島地震からの教訓を受けた防災対策として、今後の整備計画に大きな影響を与える可能性がある。
次に、川の駅・亀岡水辺公園についても大きな関心が寄せられた。議員から、寝泊まりできるキャンプの位置づけや地域住民との協議の重要性についてコメントがあり、ボランティアや地域の協力が必要となることが指摘された。指定管理者の協力を得つつ、住民の意見も尊重する形でプログラムの運営に取り組む姿勢が強調された。
また、安定した都市型交通を維持するための施策が提案され、特にライドシェアやダブルルート化が議論された。福井英昭議員からは、近隣市町との差別化や、企業誘致のためには税制面での優遇が必要とされ、亀岡市の特異な立地を生かした施策が求められている。
このように、会議では証拠に基づく具体的な提案が数多く挙げられ、予算の増減や新たな税制の施行が市民の福祉、経済活性化に寄与するべきとの意見が交わされた。市議会内には、計画の具体化や進捗状況の情報共有の重要性に対する認識が共有された。
議員たちは市民の未来を見据えたビジョンを持ちつつ、次代の発展に寄与する施策を一つ一つ検討していく必要性を感じた。また、オープンイノベーションセンターを起点に、亀岡市内での企業活動の活性化と、地域経済の振興が期待される結果となった。