令和4年3月議会が2月21日に開会し、市長の所信表明が行われた。
この中で桂川市長は、地域経済を支える施策や新型コロナ対策を強調した。昨年の経験を踏まえ、感染防止と経済活動の両立が重要であり、持続可能なまちづくりを目指すと述べた。
また、令和4年度の予算案は383億1,100万円、前年度比5.1%増の計上となった。特に、新型コロナウイルス感染症対策に重点を置き、市民生活を支える施策を展開する。
今回の議会では、特に「かめおか脱炭素宣言」や「ウッドスタート宣言」が話題に上がった。市長は、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする方向で取り組む意向を示した。
具体的な施策として、市内の再生可能エネルギーの拡大や、木材を積極的に活用した地域へ広める公募が行われる。さらに、教育施策においても、全小学校に人型ロボットを導入し、ICT教育の充実を図る計画が明らかにされた。
市長は、地域住民にも参加を促し、新たなビジネスモデルや観光振興、市民サービス向上に向けたデジタル化の推進を進める旨を強調した。これにより地域の活性化を図る。
特別会計および一般会計に関する議案も提出され、持続可能な財政運営の確保が求められた。これにより、緊急時に備えた災害対策、子育て支援施策が進展する見込みである。
また、議会は3月2日に再開され、一般質問が行われる予定であり、市民からの意見も反映される見通しである。市では、これらの施策を通して市民の生活向上、および地域の発展を目指す。